ページ物はレイヤーを使うのではなく、アートボードを使おう

ページ物はレイヤーを使うのではなく、アートボードを使おう

私の友人で、データを作るスキルはすばらしいものがあるが、

印刷通販に入稿するデータとしては、これは嫌われてしまうというようなデータを作ってしまった。

それは、ページ物で、レイヤーでページ分けをしたものでした。

なぜ、レイヤーでページ分けをして入稿すると嫌われてしまうのか。

それは、1つのレイヤーを生かして、後のレーヤーは削除するか非表示にして、再度、保存し直していくという手間がかかってしまうからです。

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例えば、8ページの冊子であれば、1つのレイヤーを生かして、後のレイヤーは削除するか非表示にして保存するという作業を見開きであれば4回、単ページであれば8回しなければなりません。

ページ数が多ければ、より印刷通販のデータオペレーターの方に負担がかかります。

それだけでなく、レイヤーの表示、非表示のミスで、印刷されない部分が出てきたりする危険もあります。

レイヤー分けしたページ物を作るのはやめましょう。

そんなときは、アートボードを使いましょう。

アートボードを複数作成して、ページ物のデータを作る

例えば、単ページで8ページの場合、『新規アートボード』をあと7つ作り、8ページ分のアートボードを作ります。

そして、各アートボードでデータを作成していきます。

Illustratorのファイルを保存するときは、『各アートボードを個別のファイルに保存』にチェックを入れて保存しましょう。8ページ分のIllustratorのファイルができます。

わかりやすく『1-2.ai』というようにページがわかるファイル名が良いでしょう。

作ったデータの容量が軽ければ『各アートボードを個別のファイルに保存』にチェックを入れなくても大丈夫だとは思いますが、重い場合は、やはりファイルを個別に保存した方が良いでしょう。

印刷通販に入稿したときに、データが重すぎて開けないとか再保存できないなどの不具合が出るかもしれないので、個別保存をお勧めします。

以上、『ページ物はレイヤーを使うのではなく、アートボードを使おう』でした。

ぜひ、参考にしていただけたらと思います。

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