今回は、『Acrobatで、普段は気にしないツールを便利に使ってみよう』ということで、紹介したいと思います。
1.環境設定
2.ページのトリミング
3.出力プレビュー
4.文書のプロパティ
の順で説明します。
1.環境設定
まず、環境設定
『環境設定』の『ページコンテンツと情報』
『アートサイズ、仕上がりサイズ、裁ち落としサイズを表示』にチェックを入れておく。
下の図を見ていただけるとわかるのですが、緑色の四角い枠が仕上がりの目印です。
『TEST』という文字のTの字が、緑色の仕上がりの枠からはみ出しているのがわかります。
はみ出した文字は切れてしまいます。
これを見て、『あ、この文字は切れてしまう。修正しよう』と思い、文字切れ等、防げるので、『アートサイズ、仕上がりサイズ、裁ち落としサイズを表示』にチェックを入れておくことをおすすめします。
2.ページのトリミング
2番目に『ページのトリミング』
バージョンによっては、『ページボックスを設定』という名称になっています。
ここではあくまで、仕上がりサイズを確認するだけ。
『仕上がりサイズ』を選ぶと『仕上がり領域のサイズ』に仕上がりサイズが表示されます。
『ものさしツール』で計るよりも早く確認できるので便利です。
ここは、仕上がりサイズを確認するだけなので、『キャンセル』でぬけます。
3.出力プレビュー
3番目の『出力プレビュー』では、『オーバープリントをシミュレート』にチエックは入れておきましょう。
Illustrator編の『オーバープリントにご用心!!』を見ていだけるとわかるのですが、
色がオーバープリントによって変わってしまったところをチェックできます。
ここでわかれば、元データを修正する必要があるなと思うので、チェックを入れておくと便利ですね。
4.文書のプロパティ
4番目に『文書のプロパティ』
Macintoshではコマンド+D
Windowsではコントロール+D
で『文書のプロパティ』が開きます。
印刷通販に入稿するときに確認するのは、
ここでは、『フォント』の確認
試用している書体が『埋め込みサブセット』になっていればOKです。
入稿前の確認でチェックしましょう。
*なお、Arial、Times系の書体で、埋め込みサブセットの表示になっていなくても大丈夫な書体もあります。依頼する印刷通販に確認してから入稿する方が良いでしょう。
以上が、Acrobatで、普段は気にしないツールを便利に使ってみようでした。
ぜひ、参考にしてください。